沿革
当森林組合の拠点である南越前町は、福井県のほぼ中央に位置し、北は池田町、東および南は岐阜県、滋賀県、西は敦賀市と接しており、総面積34,384haのうち、森林面積は31,459haと森林に占める割合は、約92%となっています。
泉鏡花の小説の「夜叉ケ池」に源を発した日野川水系の源流にあり、県営広野ダムとあわせて平成17年には桝谷ダム(高さ100.4m、幅345.85m)が完成し、流域における水源供給基地として、下流域への水の供給と水害防止の役割を発揮しています。
また、雪のまちでもあり、福井県内でも有数の積雪地帯です。この雪を観光資源として活用した、「白いロマンのまちづくり」をめざして、南越前シーサイトハイランド 南越前365スキー場が平成2年にオープンし、多くの観光客が来町します。
また、「今庄そば」という名前があるように、そばの特産地であり、毎年5月には、そばをメインとしたイベントが開催されます。
南越前町は歴史的、文化的資源と自然環境資源に恵まれており、これを積極的に活用したまちづくりを展開しています。 |

スギ大径生産 |

巨木百選の「トチの木」 |

作業路工事 |
山にやさしい木組み工法による作業路の開設
当森林組合は、作業路の開設を重点施策と位置づけ、福井県や関係機関のご指導を得て、間伐材を活用した作業路の開設に取り組んで、95,000m余りの作業路を開設してきました。このことは、将来において生産コストの軽減に繋がると確信しています。
間伐材を活用することにより、切取り面が小さく、切取り土量が少なくなりますから、山の荒廃防止にもなり、切取り法面が低い為、霜崩れによる法面の崩壊を妨げ、補修経費が軽減されます。従来、採算のとれないとの理由で間伐材の大半が、林内に放置されていましたが、この作業路開設により間伐材が大切な木材資源として有効に利活用できる大きなメリットになっています。 |
若い林業担い手に期待をよせる、森林づくり
林業の中核的担い手である森林組合は、担い手である作業員が減少し、高齢化が進んでおり、あわせて、就労環境が他の業種と比較して、気象条件や地理的条件に大きく影響され、屋外での就労により、危険が非常に高い。これらの悪条件の積み重ねによって、就労が敬遠されていることは、否定できません。このままの状況で進んでいくと、これからの適切な森林づくりができなくなる恐れがあります。このことは、県土の崩壊をまねくこととなるのでないかと懸念されます。しかし、このような中で、森林の持っている多面的機能に対して、国民の関心と期待は、年々大きくなってきており、水源かん養・山地災害防止・野生鳥獣保護・保健休養等、あわせて二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を防止する大気保全などは、森林だけが有している重要な機能です。
また、木材の利用は、他の資材と比べて製造時の消費エネルギーが少なく、炭素を長期間貯蔵することにより、二酸化炭素の放出を少なくし、地球温暖化防止に貢献しているのです。
これらの、すばらしい機能を持った森林を、将来にわたって維持していくためには、林業の中核的担い手としての森林組合の役割は大変重要なものであり、森林の未来を真剣に考えてくれる若い林業の担い手の育成と森林づくりが期待されています。
当森林組合では、平成14年度から森林施業士養成事業等により研鑽を積んでいる、若年の担い手が、現在4名活躍しています。 |
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広野ダム
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林道・作業道施設状況 |

車両による木材の搬出 |
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労働災害防止をめざした、高性能林業機械の導入
当森林組合では労働災害の防止と就労条件の改善のため、平成6年11月に、スィングヤーダの導入をはじめてとして、その後も、同タイプの林業機械を導入するとともに、平成18年9月にグラツプルプロセッサーと、間伐材の林内搬出するフォワーダを平成21年10月導入するなど、労働強度の軽減と就労環境の改善のため、機械化に積極的に努めているところです。
杉の木を大径材として生産するには、植林してから、長い年月がかかります。杉やヒノキの優良材の育林や、天然林の育成には、1世紀先を見通した息の長い森林づくりが必要です。 |