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九頭竜森林組合
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環境保全循環型林業と木質資源利用に向けた多角的事業展開
大野市

九頭竜森林組合事務所
九頭竜森林組合事務所
組合事務所玄関入り口
組合事務所玄関入り口

沿革

福井県の東部に位置し、一部を岐阜県と石川県に接する管内は、県内最大級の森林面積を有しています。九頭竜森林組合では、養苗、造林、公園管理から林産、丸太加工、チップ材、バーク炭製造まで多角的に事業を展開しています。

木の良さをアピールしたい

 県内最大級の森林面積を有する九頭竜森林組合では、木造建築の素晴らしさをアピールし、地場産業としての林業の振興を図ることを目的に、市街地の南西部、国道158号線沿いに木の香ただよう木造の建物を完成。平成10年11月に組合事務所を旧市街地から移転しました。

 新しい組合事務所は県下有数の豪雪地帯にあっても揺るぎない地域優良材をふんだんに使用。木造2階建て床面積800u、玄関を入ると吹き抜けの天井まで届く太い丸太材がどっしりした雰囲気で出迎えてくれます。また、組合の製品である「森もり炭」の調湿効果を訪れた人に実感してもらえるよう床下の湿度や温度が常に表示されるようになっています。

 九頭竜森林組合ではこのように事務所建物においても事務機能だけではなく、道行く人に、また組合事務所を訪れる人に、木の良さをアピールし、木造建築への意識を高めていくことにも視点をおいた取組みを行っています。

環境保全と林業経営のための森林整備と木材生産

 木材価格の低迷と外材輸入の影響により林業経営は難しい状況下にあり森林所有者の山林への感心が薄らぎ管理がおろそかになった山林が増加し生産意欲が減少している傾向にあります。その反面、市民の環境問題への感心や木製品の持つぬくもりや優しさに対する期待や憧れは益々高まりをみせています。

  また地球温暖化防止国際会議(京都会議)以降、二酸化炭素の吸着固定能力に優れた森林の機能及び、水資源かん養機能をはじめとする様々な公益的機能、並びに木材の評価が再び見直されてきています。しかし荒廃した森林では公益的機能を十分に発揮することができません。山に木があるからといって、放っておいては健康な美しい森林になりません。人工的に苗木を植えた山林であれば、なおさら人手を加えて管理する育林施業が重要となります。そこで、大野市森林組合ではこの相反する課題に対して役職員一丸となって、環境保全型林業並びに木材生産活用型林業を両立させる森林組合運営をめざしています。

環境保全と木材活用のために

 成育過程にある人工林では、林木同士が成長競合しているために、成長が疎外され、疎外による雪折れ被害の多発を招かないように間伐施業を行う必要があります。放っておけば、土砂流出等の被害を発生させる原因にもつながります。しかし木材価格の低迷と伐採・搬出経費の増大に伴う採算性の不釣合いや間伐採の利活用が不十分であることなどから全国的に施業の遅れが起こっています。

こういった現状に対して九頭竜森林組合は、間伐施業地の団地化を推奨し、林道・作業路開設等路網の整備に務め、高性能の林業機械(プロセッサー等)を導入、伐採や搬出のコスト削減を実現するとともに、生産された間伐材は丸太加工等により価値を高め各種土木工事、治山工事に使用することで森林所有者への利益還元を図る事業を実施しています。  このような取組みによって不健康な山林は、日光の差し込む明るく健全な森林に生まれ変わり、生産された間伐材は種々の付加価値が加えられ、ひいては林業経営を活性化させていきます。また近年では、森林浴等のリラクゼーションの場として山林利用も増加していることから、自然環境保全の重要性を周知することにも努め、保水力の高い広葉樹林の整備育成も行っています。

プロセッサー

プロセッサー

スイングヤーダー

スイングヤーダー

チップ加工工場

チップ加工工場

丸太加工工場

丸太加工工場

バーク炭工場

バーク炭工場

木材加工場

木材加工場


通年雇用体制の確立と若手林業従事者の育成

 県下有数の豪雪地帯にある九頭竜森林組合では、冬の山林作業が不可能となることから以前は、冬期間は雇用関係を解いて雇用保険で生活をする作業員が大半を占めていました。そのような生活基盤の不安定さは、林業従事者の山離れにつながり林業の衰退を招く大きな要因となります。九頭竜森林組合の林産材のリサイクル事業は冬期間の就業の場を提供し、雇用の拡大を図る事業となっています。

笹生川ダム湖

笹生川ダム湖

 若いパワーあふれる森林現場職員が将来にわたって森林活性の担い手として活躍できる働きやすく安全な職場、働き甲斐のある仕事を…。 その実践的な取組みとして高性能林業機械の導入、オペレーター育成にも力を入れています。

 また、さらに行政機関とのタイアップを図りながら林業従事者の減少・高齢化に対処するための月給制による若手森林現場職員の育成計画にも積極的に取組み現代に適応した雇用体制への見直しとその充実に向けて着実なあゆみを進めています。

現業職員住宅「森栖(しんせい)」

現業職員住宅「森栖(しんせい)」

豊かな水を湛える九頭竜湖

豊かな水を湛える九頭竜湖

霊験で新たかな平泉寺白山神社

霊験で新たかな平泉寺白山神社

環境への配慮と循環型製品開発への取組み

 「林業構造改善事業」の指定を受けた昭和57年度、九頭竜森林組合はパルプの原料となるチップを生産する工場を完成、木材を無駄なく活用する事業に着手しました。またその生産過程で生じる膨大なバーク(樹皮等)が廃材として発生することから、「特用林産産地化形成総合対策事業」を基盤に、その処理の対応にもリサイクルの考えを導入した「バーク炭(森もり炭)」の生産に乗り出しました。

 天然有機物(バーク)を多量に含む「森もり炭」は保湿性・保水性・通気性に優れ、また吸湿・湿度調節・脱臭効果も非常に高くこれらの特性を活かした土壌改良剤や住宅用床下調湿材に利用されています。

  大野市特産のさといも生産現場でまた建築現場での白蟻やダニの発生防止、カビによる土台や床の腐食防にと、さまざまな場所でその高い効果が認められ、平成7年度には全国リサイクル推進協議会会長賞を受賞、平成12年には福井県認定リサイクル製品認定証を授与され福井県産品として各方面へ販売しています。

森もり炭・木酢液

九頭竜森林組合

〒912-0401 福井県大野市吉6-7
TEL 0779-65-0005 FAX 0779-65-0002

チップ工場

〒912-0401 福井県大野市吉6-7
TEL 0779-65-0005 FAX 0779-65-0002

バーク工場

〒912-0433 福井県大野市木本171-1-3
TEL 0779-64-1088 FAX 0779-64-1098

木材加工場(勝山工場)

〒911−0000 福井県勝山市170字奥山1−1
TEL 0779−87−7111

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